恋、涙 …
「……っ///」
私は恥ずかしくて仕方がないのに、先生は余裕の表情で悠哉を見てる。
恥ずかしくないのかな?
「だぁぁ〜!!杉田、もう始めるからな!!」
悠哉は悔しそうに言うと、ボールを手にして位置についた。
「絶対勝ってやる…!」
「…勝てるもんならな。」
悠哉の宣戦布告を聞いても、先生は物怖じない態度を崩さなかった。
そして、私の肩を持って自分の方へと引き寄せる。
「せっ……先生!?」
「早くやれよ、中津。」
驚く私とは対称的に、先生は笑顔で悠哉に声をかける。
「あ〜、マジムカつく!杉田、俺の希に触るな!!」
私…
悠哉のじゃないよ?
「意味わかんねぇことぬかしてないで、とっととやれって言ってんだよ。…てか、希は俺のだから。」
……………