恋、涙 …
私は何も言えなかった。
この2人…
手に負えないよ─
それから少し言い合いがあって、ようやく悠哉が最初のシュートを打った。
…すごい。
さすがバスケ部のエース。
あんなに離れたゴールにシュートを打つなんて、私だったら絶対に無理だよ…
「ど〜だ、杉田!!」
「……当然だろ。」
私の肩を抱いたまま、悠哉に向かって低い声で言う先生。
本当余裕だな…
─結果、悠哉は5回中4回のシュートを決めた。