恋、涙 …
照 side nozomi
先生と悠哉の勝負から2日後─
今日から新学期が始まる。
私はいつも通りの時間に起きて、学校に行く準備をしていた。
「…………」
机の上に箱に入れて置いてある、先生からもらったハートのネックレスが目に止まる。
少し考えて…
「…付けていこ。」
これをもらってから、出掛ける時は必ずと言っていいほど身に付けている。
ちょっと目立つかもしれないけど、服装に関しての校則は緩い方だし…
大丈夫だよね?
鏡を見ながらネックレスをつけ、制服を整えると、私はカバンを持って部屋を出た。