恋、涙 …
「杉田先生?」
どうすれば…
「………」
それにしても…
一体、誰の仕業なんだ?
「…一真!!」
「……え?」
少し大きな声で名前を呼ばれ、俺は隣を見る。
そこには陽翔がいて、心配そうな顔で俺を見ていた。
「話…聞いてた?」
あれから初めて話した時よりも仲良くなった俺たちは、今ではお互い下の名前を呼び捨てにしていた。
「いや…ごめん。」
あの手紙について考えていたせいで、周りの声が聞こえていなかった。
「俺じゃなくて…主任に謝って。今、会議中だよ?」
陽翔の言葉を聞いてよく周りを見ると、そこには学年の先生たちが全員いた。
ヤバイ…!