恋、涙 …
「俺…頑張るから。もう二度とお前を泣かせないように、頑張るから。」
「かーくん…」
「愛してる……希。」
そう言うと、かーくんはいつもより優しいキスをくれた。
離れるのは嫌だ。
でも…
これは永遠じゃない。
また会える日まで…
私はずっと待つよ?
その時にはさ…
もっと強くなってるといいな。
今度は私がかーくんを守れるような、強い人に…
その後私は、船に乗ったかーくんが見えなくなるまで、ずっと手を振り続けた。
泣き顔じゃなくて…
最高の笑顔で─