恋、涙 …
罪悪感…なのか?
まさかな…
俺がそんなものを人に感じるはずがない。
恨みの対象。
信じたら…その時点で負け。
俺はずっとそう思って生きてきたし、それはこれからも永遠に変わらないだろう。
問題は…
篠原の存在だ─
あいつは俺の中で、何とも説明出来ない位置にいる。
ただの生徒なのに…
そう言い切れないんだ。
俺もついに、あんな刺激じゃ足りなくなったか?
もっと危険なことに…
手を伸ばす気か?
別に好きじゃない。
まぁ…嫌いでもない。
どっちつかずだな─
でも、どこかにまだある俺の良心が、それはいけないだろうと言っている。
生徒…
そうだ、篠原は生徒だ。
しかも…在学中。
そんな奴に手を出すなんて、バレたらクビも覚悟しなきゃいけないし…
やっぱあり得ないな。