恋、涙 …
受け取ってやるだけ、他の先生よりは優しいだろ?
「減点分は期末考査で巻き返せ。期待してるぞ。」
「は〜?無理だし!!」
中津の抗議を聞こうとはせず、俺は教室を後にした。
その後職員室に戻り、俺は今までの中津の成績を確認…
こりゃ…ダメだな。
期待の仕様がない…
中津は赤点ラインギリギリを低空飛行し続けていた。
欠点はないものの…
今回は行って40点辺りか。
日本史なんて、簡単に言えば覚えるだけの科目だ。
数学や理科みたいに、式立てて考えろとは一切言わない。
だから、補習はしようにも出来ないんだよな…
第一、俺がやる気ないし。
「杉田先生、これ…下位補習の日程です。」
は…??