恋歌Heart
「つか、宮下ぁ。お前さぁ…」

「…」

あたしは路上ライブをしている二人組を見つめた。

歌が綺麗で息ピッタリで…うらやましい。

堂々と皆の前で歌う二人組をあたしはただ見つめているだけ。

「どうした?」

「別に」

あたしは家に帰ることにした。
すると、市瀬が何故かついてくる。

「なに…」

「お前なぁ、お隣りさんの顔見てねーのかよ」

お隣り?そんなの誰が見るんだよ。
つーか、今その話関係なくね?


「じゃ、問題出す。1、家が隣だから。2、ストーカー。3、暇つぶしにお前んとこに泊まろうとしているから。さぁ、どれ?」


「…2のストーカー」
それしかなくね?顔もストーカーっぽいしね。

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