恋歌Heart
「ブブ~ッ!!担任をどんな目で見てんだよっ」


「何なの?」


「正解は…1のお隣りさんでしたぁ」


最悪。つかそのウザイ顔やめろっての。
はぁ…何なの?何でこいつが隣なんだよ。


「さぁ、帰るか」


「…あ、校長じゃん!!」


「マジ!?」


バーカ、校長はさっきキャバクラに入ってったっつーの!
あたしは走って帰った。これ以上、一緒だなんて無理だ。


「待てや、宮下ァァ!!」


「!」


「俺を見くびるなよ!ガキの時からヤクザに追っかけられてたくらいだからな!」

どんな生活してたんだよ、バカ!

しばらく走っていたけど体力が限界に…
仕方なくあたしは公園のベンチに座って休んだ。


「楽しーい!!」


なんて叫ぶ市瀬。そんな市瀬に誰かが物を投げた。

「近所迷惑だ、コラァ!」


「上等だ、コラ。近所迷惑サイコー!」


教師でしょ?!
不良みてぇなこと言ってんなよ。


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