COLORS【黄】パープルA─黄昏の明日へ─
「やはり仲間か。大方、取引直後にこの女が乱入して、俺たちを警察に引き渡そうという魂胆だろうが……甘かったな」
作戦もバレたか……こうなったらしょーがねぇ!!
「麻美、その金を持ってここから逃げろ!!」
「でも……」
「俺たちのことは大丈夫だから!!」
「……廉君」
「再会できてよかったよ、お袋さん元気になるといいな」
「まずはこの女から始末してやる!!」
藍に向けられた銃口の引き金に指がかけられる。
「早く!!逃げろ!!!」
「……うん」
「このヤロウ~!!」
俺は麻美が走ると同時に、彼女の後ろに居る男目掛けて思いっきり蹴りを入れた。
――バァン!!
銃口から発せられた弾は間一髪、天井を目指して飛んでいった。
「きゃあぁ」
藍はそのまま男の手から離れて地べたに倒れた。
「藍!!」
上手く着地した俺は振り向いて彼女の方へ走った。
「……廉、ごめん。ごめんね」
「お前が無事なだけで安心したよ」
「ラブシーンは余所でやってもらおうか」
作戦もバレたか……こうなったらしょーがねぇ!!
「麻美、その金を持ってここから逃げろ!!」
「でも……」
「俺たちのことは大丈夫だから!!」
「……廉君」
「再会できてよかったよ、お袋さん元気になるといいな」
「まずはこの女から始末してやる!!」
藍に向けられた銃口の引き金に指がかけられる。
「早く!!逃げろ!!!」
「……うん」
「このヤロウ~!!」
俺は麻美が走ると同時に、彼女の後ろに居る男目掛けて思いっきり蹴りを入れた。
――バァン!!
銃口から発せられた弾は間一髪、天井を目指して飛んでいった。
「きゃあぁ」
藍はそのまま男の手から離れて地べたに倒れた。
「藍!!」
上手く着地した俺は振り向いて彼女の方へ走った。
「……廉、ごめん。ごめんね」
「お前が無事なだけで安心したよ」
「ラブシーンは余所でやってもらおうか」