◆～恋色模様～◆ .★*ﾟおばか模様ﾟ*★.

そんな簡単に言えるもんなら、こんなにグダグダと蒼に相談なんかしてないよ。




コンコン。




この部屋の空気を変えるドアをノックする音と





「芽衣ー　入るよ～」





って碧の声。





「え゛」





なんで急に！？



私の返事なんか待たずに碧が私の部屋に入ってくる。



何に関しても無頓着な碧は私の乙女心なんてものを一切無視。



もちろん、碧がそんなもの持ち合わせてるとも思わないけど。





「あっれー蒼。

どっか出掛けたと思ったら芽衣んとこだったんだ？」



「おー」



「何してたんだよーっ」



「お前仲間外れにされてショックなんだ？」



「うっせーよ！」





碧も蒼も笑ってるのに、なんだか空気が変。



特に碧の笑顔がなんか、変。