◆~恋色模様~◆ .★*゚おばか模様゚*★.
そんなにも私と帰りたいの?
って意地悪でもしたくなる。
しょうがないヤツ。
「待っててもいいよ。
パピコおごってくれるなら」
「またパピコかよっ」
「だって好きなんだもーん」
「しゃーねーなー」
「よっしゃ!」
「芽衣には敵わねぇなぁ」
なに言ってんの。
敵わないのは私の方。
話し終わった後、さっさと部活に戻ってしまう碧を見つめる私はきっと相当な乙女。
私を乙女にさせるのは碧だけなの。
ねぇ、碧の好きな人はだれ?
だって私以上に碧と仲のいい女のコなんて、私は知らないもの。