マイパートナー is 幽霊
―――そのある日

「凉!!起きなさい!そろそろ起きないと遅刻するわよ!」

母が怒鳴ってる…うるさいな…

「コラ!起きなさい!」

うるさい…うるさい…

「ワンワンっ」

なぜか、コロが近づいてきた…そして、

「ガブっ」

なんと噛みついてきた。

「ギャァァっ!」

そして、悲鳴をあげて、立ち上がった俺の前で母がにやけてた。

おそらく母の新必殺技、「犬の噛み起こし」が発動されたのだろう。

「なにすんだよ!母さん!」

「起きないからよ!それより、あと10分で遅刻になるわよ?」

「えっ!!ヤベェェ~」

そして、俺は急いで着替えて、家を出て走った。

「ウォォォっ~ぜってぇ、間に合ってやるぅ!」

そして、やっと校門が見えてきた。

「よしっ!これなら、間に合う!」

俺はひたすら走った…だが、

――キンコンカーンコーン

校門まであと、10mというとこで、鐘がなってしまった。しかも…

「ストーップ!止まれ!真辺!」

体育の先生の田村に捕まった。
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