単純セキュリティー
01 出会いの授業
私は青春の約半分くらい損したと思う。
私の周りの普通の女子高生は友達とたのしく買い物したり、彼氏と遊園地でデートしたり、毎日が飽きない生活を送っていた。私もそんな青春を過ごすんだろうなって思っていたの。
けど 違った。
結構小さい頃から賢かった私は(といっても文系だけ)ちょーっと頭のいい高校に入った。
それが間違いだったのよね。
悪い連中と絡んで一年もたたないうちに不良になった。ここでまず「1損」。
二年に上がった頃には暴走族ともよく遊んでいた。髪も金髪に染めてよく怒られたなぁ。ここで「2損」。
つまり3年間あったうち2年はくだらない生活を過ごしていたわけ。でもね、3年になったある日私は夢をみつけた。
それは、教師。
無理だとおもった。
だから、必死に勉強した。
大学にもでたし試験もうけた。
どんなにくじけてもどんなに辛くても、諦めなかった。
春
私は、教師になった