さよなら、もう一人のわたし (修正前)
第三十八章 撮影終盤の出来事
もうすぐ、木々の青みが黄色や赤系の色に変化していくのだろう。
過去の記憶を思い起こすだけで、少しだけ忙しい日々に息づけるような気がしてくる。
もうすぐ夏から秋への季節が変化していく。
それでも気温はそこまで下がりきらないが、八月中旬の気候に比べると随分少なくはなってきたのだ。
「来年、大学どうするの?」
千春がそんな話題を切り出してきた。
今は九月に入っている。国立大に行くならセンターの出願をしておかないといけない。
「無理だよ。全然勉強していないし」
「でも、意外といけるかもよ。京香は前もってよく勉強していたし」
あたしが考えないといけないことは他にもいろいろあったのかもしれない。
大学に行くなら早いほうがいいのかも、遅いほうがいいのかもよく分からない。
「出願だけしておくって手もあると思うよ。行かないなら行かないでいいし」
「そうだね」
過去の記憶を思い起こすだけで、少しだけ忙しい日々に息づけるような気がしてくる。
もうすぐ夏から秋への季節が変化していく。
それでも気温はそこまで下がりきらないが、八月中旬の気候に比べると随分少なくはなってきたのだ。
「来年、大学どうするの?」
千春がそんな話題を切り出してきた。
今は九月に入っている。国立大に行くならセンターの出願をしておかないといけない。
「無理だよ。全然勉強していないし」
「でも、意外といけるかもよ。京香は前もってよく勉強していたし」
あたしが考えないといけないことは他にもいろいろあったのかもしれない。
大学に行くなら早いほうがいいのかも、遅いほうがいいのかもよく分からない。
「出願だけしておくって手もあると思うよ。行かないなら行かないでいいし」
「そうだね」