さよなら、もう一人のわたし (修正前)
第四十章 決断を告げるとき
 幸せは他人が決めるものじゃない。

 自分で決めるものだ。

 それが痛いほど分かる。

 別に自分で決めた答えが模範解答でなくてもいい。

 ただ、自分で自分が幸せだと思えたら、それでいいのだと分かった。



 他人は人の苦しみを分かったつもりにしかなれないのだから。

 それは千春があたしにいった言葉だ。


 模範解答のように生きることはできないのかもしれない。

 でも、きっと後悔しないために

 あたしはあたしで


 自分のことを選ぼう。



 そう思ったのだ。

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