さよなら、もう一人のわたし (修正前)
 クリスマスの日、千春がやってきた。

 彼女の柔らかい髪に白い雪が積もっていた。

 彼女はあたしを見て、笑顔を浮かべる。

「あたしからのプレゼント」

 彼女は封筒を渡すと、家に上がる。

 そして、母親と話をしていた。

 あたしはその封筒の中身を確かめた。

 そこには住所と電話番号が記されていた。

 そこに書かれたのは尚志さんの番号だとすぐに分かる。

「千春」

 あたしは彼女を呼んだ。

 母親は台所で何か調理をしていた。

 あたしは彼女を自分の部屋に連れて行くことにした。
< 543 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop