未遂探偵J-Cool Catの嘲笑-
ジョーは有紀から目を反らし横浜の夜景を眺めた。雨は止む事を知らないくらい降り続いているが横浜の夜景は穏やかな感じだ。
「…プルルルル…プルルルル…プルルルル…」
車内に着信音が再び響き渡る…しかし、ジョーのケータイではない…
「…ゴメンなさい、私です。」
「どうぞ。」
「…はい?もしもし…博司?どうしたの?…えっ?薬がない?…そんなはずないでしょ?上から2段目の引き出しに全部あるはずよ。…あっ、そうそう…最近アナタ疲れてるみたいだし間違えて睡眠薬の量を摂り過ぎないように気を付けてね…それじゃあ…オヤスミ…あっ…あと…さっきアナタの家に寄った時に企画書をソファーの上に置きっぱにしてしまってると思うんだけど…えっ?…うん…そうそう、それよ…実は明日それが必要だから朝方寄らせてもらいたいんだけどいい?…うん…ありがとう…じゃあ…ね…うん…」
「…ピッ…」
「…プルルルル…プルルルル…プルルルル…」
車内に着信音が再び響き渡る…しかし、ジョーのケータイではない…
「…ゴメンなさい、私です。」
「どうぞ。」
「…はい?もしもし…博司?どうしたの?…えっ?薬がない?…そんなはずないでしょ?上から2段目の引き出しに全部あるはずよ。…あっ、そうそう…最近アナタ疲れてるみたいだし間違えて睡眠薬の量を摂り過ぎないように気を付けてね…それじゃあ…オヤスミ…あっ…あと…さっきアナタの家に寄った時に企画書をソファーの上に置きっぱにしてしまってると思うんだけど…えっ?…うん…そうそう、それよ…実は明日それが必要だから朝方寄らせてもらいたいんだけどいい?…うん…ありがとう…じゃあ…ね…うん…」
「…ピッ…」