未遂探偵J-Cool Catの嘲笑-
ジョーは博司に近付き博司の頬を指で撫でた…
すると青白くなっていた肌がキレイになった。
「…化粧をしていたのは冴子ではなく博司さんだったんですよ…肌の血色を悪くしておけば貴女は博司さんの死を確認することなく悲鳴をあげるだろうと思ってね…」
「…確かに…部屋に入り博司の顔色を見ただけで手遅れだと思って悲鳴をあげました…」
「…だが、実際は生きていた…」
有紀はジョーから目をそらしたまま…
「…本当に全てバレていたのですね…もう言い訳の余地もないです…監視カメラでも観られていたのだし…」
有紀はジャケットのポケットから床に転がっている薬剤ビンと全く同じ物を取り出し転がした。
「…コロコロ…」
「…決定…ですね」
ジョーはそのビンを拾いあげて…
「…このアリバイ作りのトリックで1つだけ盲点があるとすればすぐにビンの証拠隠滅が出来ないというところなんですよね…」
すると青白くなっていた肌がキレイになった。
「…化粧をしていたのは冴子ではなく博司さんだったんですよ…肌の血色を悪くしておけば貴女は博司さんの死を確認することなく悲鳴をあげるだろうと思ってね…」
「…確かに…部屋に入り博司の顔色を見ただけで手遅れだと思って悲鳴をあげました…」
「…だが、実際は生きていた…」
有紀はジョーから目をそらしたまま…
「…本当に全てバレていたのですね…もう言い訳の余地もないです…監視カメラでも観られていたのだし…」
有紀はジャケットのポケットから床に転がっている薬剤ビンと全く同じ物を取り出し転がした。
「…コロコロ…」
「…決定…ですね」
ジョーはそのビンを拾いあげて…
「…このアリバイ作りのトリックで1つだけ盲点があるとすればすぐにビンの証拠隠滅が出来ないというところなんですよね…」