‐言葉集‐ 詞・詩
いかないで、と
何度も叫んだ

笑ってよ、と
何度も口に出しそうになった

嫌だよ

嫌なんだ

君を記憶の中に
置いていきたくない

私だけが
大人になんてなりたくない

いつまでも
青い空の下で

いつまでも
笑ってるなんて

美しいけど
可笑しいでしょ?

君はいつになれば
桜の下を歩いて
海を泳いで
紅葉を眺めて
大好きな冬を迎えるの?

君を薄れさせて
いきたくないんだ
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