産まれた我が子
「どの様な話を?」

「あの子は僕の子供
なのですか?」

私は先生の言葉に
昔の出来事を思い出した。

震えが止まらず、
涙が出てきた。

「いいえ・・。
私の子供です。

先生には関係ありません。」

私は先生の顔を見る
事が出来なかった。

「スミマセン!!」

先生は頭を下げて
土下座をしてきた。

「今更謝られても無理です。
私はあなた達の為に
どんな思いをしたか!!」

「分かっています。
あなたが保育所に来て
ビックリしました。

子供の年齢を聞いて
まさか・・と思い。」

「先生には関係ありません。
帰ってください!!」

先生はそのまま
何も言わずに帰って行った。

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