産まれた我が子
あの時の出来事に
いた1人だとは
思いもよらなかった。

真面目そうでいつでも
子供達に人気のある
先生だった。

年齢も私より少し上で
少しだけ惹かれていた。

けどあの時の1人だとは。

私は自分の運命に
嫌気が指して、
傍にあったカッターナイフで
自分の腕を切ろうと
した瞬間。

「わ===」

結が泣く声が聞こえて
私は我に帰った。

結の傍に行った。

「ママが・・・」

結の泣く姿を見て
私は自分自身とんでもない
事をしてしまった。

私がいなくなったら
結は誰が育てるの?

自分の親とは縁を
切った状態になっている。

嫌。父親が縁を
切らせたほうが早い。
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