皮肉と剣と、そして俺Ⅱ


ぶつぶつと呟きだすナオトだが、語られる内容が予想に反して衝撃的で、エイダは首をかしげた。


「暇だったんじゃないのか?」

「あぁ、暇だったよ。予定はあったけど」

「なんで言わなかったんだ!そうしたら一人で作ったのに」

「だってエイダ一人に任せたらとんでもない代物になりそうだったからね」


喉の奥で笑うナオトは楽しそうで。
おそらくはエイダをからかって遊んでいると思われた。


エイダは此奴を相手にすれば体力を奪われるだけだと知っているので、何も言わずに天井を仰いだ。

だがしかし。

確かに手伝って貰っておいてお礼が無いとはいただけなかった。

仮にも今日はクリスマスだ。
エイダは、何かお礼をしても良いだろうという結論に落ち着いた。




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