ずっと一緒に…
隼人さんの家は高級マンションだった。
最上階の眺めのいい部屋。
怖かった…
震える体を押さえる。
うずくまっていたら、隼人さんが着替えを貸してくれた。
「シャワー貸すから行って来い」
ぶっきらぼうな言葉とは正反対の優しさ。
嬉しかった。
シャワーを浴びていると、体にいっぱいあざができているのが目立った。
あの男達に触れたところを集中的に洗う。
擦りすぎて肌が赤くなってきてしまった。
シャワーを浴びてから、貸りたスウェットに着替える。
ダボダボだった。
「…ま、いっか」
部屋に戻ると、隼人さんはソファーに座っていた。
「あのっ…ありがとうございます…」
「…ああ…」
隼人は美羽の姿を見て笑った。
「…なっ、なんで笑ってるんですか!!」
「笑ってねーよ」
顔が笑ってるよっ!!
「ゆっくりしてて」
隼人さんはシャワーを浴びにいった。