不良な彼トつれないあたし


「名前なんてどうでも良いけどさ。
夏城、用があるから。」


そう言ってあたしの腕を掴んで歩きだした。


「ちょっとぉ〜、ギャルちゃ〜ん。」


幾ら呼んでもギャル女はあたしの腕を離さない。


そして、あたしの後ろからは あたしの名前を間違えている先輩ギャルたちが5、6人着いてきた。


あたしを囲むようにして。


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