不良な彼トつれないあたし


「ねぇ。」


定番の体育館裏。


掴まれていた腕が自由になった。


「夏城さんさぁ〜、
目黒先輩と真原木先輩とはどういう関係?」


「さぁ〜?
てか、あたしが聞きたいくらいよ。
なんなの、真原木とか言う人。」


「惚けんな!」


ガタン


ギャル女は近くにあった空き缶を あたし目掛けて蹴飛ばした。


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