ヤンキー育成高等学校



ガタガタ。


「おい。なんで席離してんだよ。」


「なんでって、妊娠させられるからでしょ!!」









しーーん。







あぁ…

私は、今授業中だっていう事をすっかり忘れていた。






「おっ小栗!!!廊下に立ってろーー!!」

廊下を指さしながら、ハゲの先生が私に言ってくる。


もうなんでもいいや。


「…はぁい。」


はあ…。だる。
入学してからいいことなさすぎる。


最悪。
ガラガラ。
先生は、私がクラスを出て満足したのか、授業を再開した。
< 42 / 90 >

この作品をシェア

pagetop