ヤンキー育成高等学校


後ろを振り返ることなくズンズン進んでく鬼我利。さっきまでの安全運転してくれた優しさが嘘みたいだった。


鬼我利の為に道を開けるメイド達。

メイド達の
「おかえりなさいませ」「今日もかっこいいです」「鬼我利さん」といった挨拶をスルーして。


私は「どうも」と軽く会釈しながら鬼我利の後に続いた。
メイド達は「鬼我利さんが女と!!」って驚いてる様子。



私たちは、そのまま階段をあがり二階の部屋に入った。





「初めまして。小栗亜依さん♪」

ぇ…なんで私の名前?
誰??

< 58 / 90 >

この作品をシェア

pagetop