ヤンキー育成高等学校
「あれ?鬼我利は?」
「ぁあ。ソファー見てみて。多分寝てるよ。」
…ー。
見てみたい。
あいつの寝顔。
私はゆーっくり近づいて、うつ伏せで寝ている下から鬼我利の顔を覗くと、そこには…
「ひっ」
ぱっちりと目を開けて睨む鬼我利の顔があった。
「ぎゃははははっ」
「チッ!尚卑怯だぞ!!」
でも、すぐに睨みはいつの間にかあがってきて、瞬君とゲームを初めていた尚人君に向けられ、鬼我利は非常に機嫌が悪かった。