ヤンキー育成高等学校

「あれ?鬼我利は?」

「ぁあ。ソファー見てみて。多分寝てるよ。」


…ー。
見てみたい。
あいつの寝顔。

私はゆーっくり近づいて、うつ伏せで寝ている下から鬼我利の顔を覗くと、そこには…


「ひっ」


ぱっちりと目を開けて睨む鬼我利の顔があった。

「ぎゃははははっ」
「チッ!尚卑怯だぞ!!」

でも、すぐに睨みはいつの間にかあがってきて、瞬君とゲームを初めていた尚人君に向けられ、鬼我利は非常に機嫌が悪かった。

< 60 / 90 >

この作品をシェア

pagetop