ビターチョコレート
「あたしが真田君の!?!?それはないよ!!」
「本間に?」
「絶ッ対!!保証する!!」
その言葉を聞いてあたしはホッとした。
よかったぁ失恋決定じゃなくてマジよかったぁ。
そうなると何故、麻梨の態度が急に変わったのか、わからなかった。
「なぁ、じゃあ何で急に態度変わったん?」
あたしは聞いてみた。
すると、
「そのうちわかるよ♪」
そう言ってはぐらかされてしまった。
そんなやり取りをしていると、教室に着いていた。
先生はまだ来ていない様だ。
あっそうや!
あたし、帰りにもう1回クラス発表のとこ行ってこよ。
俊ちゃんが何組か知りたいし♪
そんなことを考えながら、あたしたちは席に着いた。
すると、席に着くなり先生が入ってきた。
「今日はもう予定ないからこれで終わりとする!あと、明日からはちゃんと名簿順で座れよ!じゃあ解散!!」
先生はそう言うなり教室を出ていった。
「ねぇ瑠美、一緒に帰ろ♪」
麻梨がそう言った。
「あたし、クラス発表のとこ寄って帰るけどいい?」
「いいけど、何で?」
麻梨は不思議そうに聞いてきた。
「俊ちゃんのクラス知りたいから♪」
とあたしは言った。
「そっか…。じゃあ行こ?」
麻梨はそう言った。
そしてあたしたちは、クラス発表の所に向かった。