天空のエトランゼ〜赤の王編〜
凛とした佇まいで、魔物と九鬼達の間に立つ理香子。
「また餌が、一匹!」
嬉しそうな声を上げた魔物達。
「装着!」
そんな魔物を睨みながら、理香子が叫ぶと、プラチナの戦闘服が瞬きの時で装着された。
「月の下で…消えろ」
理香子の右手が、月を指差した。
次の瞬間、頭上の月が太陽のように輝いた。
そして、世界が真っ白になった。
数秒後、月がもとの明るさに戻った時には、二体の魔物は消滅していた。
「これが…あたし達よりも上位の力…乙女ガーディアンの力」
圧倒的な力に、素直に感動する夏希と違い、九鬼は畏怖の念を抱いていた。
先程の魔物も、理香子の力も…自分が今まで知っている力とは、まったく別物と感じ、スーツの下で冷や汗を流していた。
(次元が違い過ぎる。一体…何が起こっているんだ)
九鬼は、前に立つ理香子の背中をしばし、見つめてしまった。
「また餌が、一匹!」
嬉しそうな声を上げた魔物達。
「装着!」
そんな魔物を睨みながら、理香子が叫ぶと、プラチナの戦闘服が瞬きの時で装着された。
「月の下で…消えろ」
理香子の右手が、月を指差した。
次の瞬間、頭上の月が太陽のように輝いた。
そして、世界が真っ白になった。
数秒後、月がもとの明るさに戻った時には、二体の魔物は消滅していた。
「これが…あたし達よりも上位の力…乙女ガーディアンの力」
圧倒的な力に、素直に感動する夏希と違い、九鬼は畏怖の念を抱いていた。
先程の魔物も、理香子の力も…自分が今まで知っている力とは、まったく別物と感じ、スーツの下で冷や汗を流していた。
(次元が違い過ぎる。一体…何が起こっているんだ)
九鬼は、前に立つ理香子の背中をしばし、見つめてしまった。