天空のエトランゼ〜赤の王編〜
なのに、
「桃子らしいわ」
「うん」
と納得する里奈と夏希。
(おい!おい!)
教室につくと、あたしは真っ先に自分の机や椅子をチェックした。
もしかしたら、もうついてるかもと思ったが、さすがになかった。
だけど…あるものが、あたしの椅子の下につけられていた。
縁結びである。
あたしは急いで、それを剥がすと、廊下の窓からあたしを見つめていた桃子に、投げつけた。
「見つかっちゃった!」
舌を出す桃子の頭に、縁結びは当たった。
桃子とはクラスが違う。
なのに、いつのまに。
あたしが、桃子を睨んでいると、 隣の席についた里奈が呟くように言った。
「ストーカー同士の争いか…」
それを聞いて、あたしは里奈を睨んだ。
「ストーカーじゃない!」
なのに、廊下にいる桃子は、頷いた。
「あたしは…理香子様限定のストーカーです」
認めた桃子に、絶句していると、あたしの前を蒔絵が通った。
「まあ〜頑張れや」
携帯を見ながら、あたしの後ろに座った。
「頑張りません!」
そんなやり取りを、あたしはいつもしていた。
同じ仲間達と、変わらない日常として。
「桃子らしいわ」
「うん」
と納得する里奈と夏希。
(おい!おい!)
教室につくと、あたしは真っ先に自分の机や椅子をチェックした。
もしかしたら、もうついてるかもと思ったが、さすがになかった。
だけど…あるものが、あたしの椅子の下につけられていた。
縁結びである。
あたしは急いで、それを剥がすと、廊下の窓からあたしを見つめていた桃子に、投げつけた。
「見つかっちゃった!」
舌を出す桃子の頭に、縁結びは当たった。
桃子とはクラスが違う。
なのに、いつのまに。
あたしが、桃子を睨んでいると、 隣の席についた里奈が呟くように言った。
「ストーカー同士の争いか…」
それを聞いて、あたしは里奈を睨んだ。
「ストーカーじゃない!」
なのに、廊下にいる桃子は、頷いた。
「あたしは…理香子様限定のストーカーです」
認めた桃子に、絶句していると、あたしの前を蒔絵が通った。
「まあ〜頑張れや」
携帯を見ながら、あたしの後ろに座った。
「頑張りません!」
そんなやり取りを、あたしはいつもしていた。
同じ仲間達と、変わらない日常として。