天空のエトランゼ〜赤の王編〜
「どうした?」
魔界に入り、人の肉体だけで魔物と戦う日々を過ごしていたジャスティンのもとに、カレンから連絡が入った。
ブラックカードはサラとの死闘で破壊され、魔力を貯めることはできなくなったが、通信機能だけが残っていた。
真っ二つになっても、話せるブラックカードに、ジャスティンは感心していた。
しかし、魔力の補助はできない為、今カードに残っているのが切れると、通信機能も使えなくなる。
「よく繋がったものだ」
ブラックカードを造ったティアナにも感心していると、通話中のカレンがキレた。
「何言ってるんですか!こっちは、大変なんですよ」
「すまない!」
ジャスティンは話しながら、象に似た魔物の群れと戦っていた。
似ているといっても、大きさは三倍はある。
「で…何があった?」
巨大な角を突き立ててくる魔物達の攻撃を避けながら、ジャスティンは訊いた。
「九鬼がやられたんですよ!」
悲痛な叫びに、魔物の角に飛び乗り、その上を走りながら、ジャスティンは答えた。
「え?」
「えじゃあ、ありません!」
「すまないな」
カレンに怒られて謝りながら、象の眉間に手刀を突き立てた。
「九鬼を倒すなんて…」
「相手は、神レベルか?」
手刀を抜くと、ジャスティンは上空に向けてジャンプした。
と同時に、突っ込んできた魔物達の牙が、ジャスティンのいた部分に突き刺さった。
つまり、仲間の魔物の顔に突き刺さったのだ。
「か、神レベルではありません!神です!相手は!」
「何?」
仲間の魔物に、牙が突き刺さって動けなくなった魔物達に、ジャスティンは上空から膝を叩き込んだ。
「大胆にも、九鬼をやったやつは!名前を、九鬼の体に残したんですよ」
「そいつの名は?」
ジャスティンはブラックカードを耳に当てながら、次々に片手で魔物達に襲いかかる。
「あたしの知らない…女神です!」
「女神?名前は!」
少し苛ついてしまった。
予定よりも、倒すのに…時間がかかっているからだ。
ジャスティンの攻撃は、続いた。
魔界に入り、人の肉体だけで魔物と戦う日々を過ごしていたジャスティンのもとに、カレンから連絡が入った。
ブラックカードはサラとの死闘で破壊され、魔力を貯めることはできなくなったが、通信機能だけが残っていた。
真っ二つになっても、話せるブラックカードに、ジャスティンは感心していた。
しかし、魔力の補助はできない為、今カードに残っているのが切れると、通信機能も使えなくなる。
「よく繋がったものだ」
ブラックカードを造ったティアナにも感心していると、通話中のカレンがキレた。
「何言ってるんですか!こっちは、大変なんですよ」
「すまない!」
ジャスティンは話しながら、象に似た魔物の群れと戦っていた。
似ているといっても、大きさは三倍はある。
「で…何があった?」
巨大な角を突き立ててくる魔物達の攻撃を避けながら、ジャスティンは訊いた。
「九鬼がやられたんですよ!」
悲痛な叫びに、魔物の角に飛び乗り、その上を走りながら、ジャスティンは答えた。
「え?」
「えじゃあ、ありません!」
「すまないな」
カレンに怒られて謝りながら、象の眉間に手刀を突き立てた。
「九鬼を倒すなんて…」
「相手は、神レベルか?」
手刀を抜くと、ジャスティンは上空に向けてジャンプした。
と同時に、突っ込んできた魔物達の牙が、ジャスティンのいた部分に突き刺さった。
つまり、仲間の魔物の顔に突き刺さったのだ。
「か、神レベルではありません!神です!相手は!」
「何?」
仲間の魔物に、牙が突き刺さって動けなくなった魔物達に、ジャスティンは上空から膝を叩き込んだ。
「大胆にも、九鬼をやったやつは!名前を、九鬼の体に残したんですよ」
「そいつの名は?」
ジャスティンはブラックカードを耳に当てながら、次々に片手で魔物達に襲いかかる。
「あたしの知らない…女神です!」
「女神?名前は!」
少し苛ついてしまった。
予定よりも、倒すのに…時間がかかっているからだ。
ジャスティンの攻撃は、続いた。