天空のエトランゼ〜赤の王編〜
「うん?」
気を探っていたジャスティンは、眉を寄せた。
「気が…一つ消えた。決着が着いたのか?」
リンネとフレアが戦えば、フレアが負けるのが当然であった。
それなのに、ジャスティンが動かなかったのは、フレアと一緒にいる子供の存在である。
(その子がもし…この世界の救世主ならば…)
拳を握り締め、傍観することを決めていたが、ジャスティンは走り出していた。
「おい!こら!」
まだ痺れて動けないカレンを残して。
「馬鹿師匠!あたしを置いていくな!」
カレンの叫びも、今のジャスティンには聞こえなかった。
ただ…走っていた。
フレア達のもとへ。
そんなジャスティンとカレン達のいる場所の遥か上空に、翼を広げた天使が下界を見下ろしていた。
気を探っていたジャスティンは、眉を寄せた。
「気が…一つ消えた。決着が着いたのか?」
リンネとフレアが戦えば、フレアが負けるのが当然であった。
それなのに、ジャスティンが動かなかったのは、フレアと一緒にいる子供の存在である。
(その子がもし…この世界の救世主ならば…)
拳を握り締め、傍観することを決めていたが、ジャスティンは走り出していた。
「おい!こら!」
まだ痺れて動けないカレンを残して。
「馬鹿師匠!あたしを置いていくな!」
カレンの叫びも、今のジャスティンには聞こえなかった。
ただ…走っていた。
フレア達のもとへ。
そんなジャスティンとカレン達のいる場所の遥か上空に、翼を広げた天使が下界を見下ろしていた。