天空のエトランゼ〜赤の王編〜
「この火種は、人間の感情を燃やし…火を点けます。燻っていた思いを!」
不動は、頭の髪をかきむしりながら両膝を地面につけたグレイを見下ろし、
「行くのです!愛しい妹のもとへ」
両手を広げ、天を仰いだ。
「…」
グレイは突然、無言になると…両手を地面に下ろした。
そして、数秒後…顔をあげると、落とした剣を掴み、洞窟の奥…砦の方に走り出した。
「ごきげんよう」
その後ろ姿に、笑いを送った不動。
「き、貴様!彼に、何をした!」
不動の分身を切り裂いて、ティアナが襲いかかってきた。
「厄介な剣だな…。それに」
不動は振り向きざま、右手のすべての指から炎の弾を、散弾銃の如く放った。
「は!」
ティアナは、炎の弾をすべてライトニングソードで受け止めた。
「鬱陶しい女だ!」
不動もティアナに向かって、走り出した。
ティアナは、不動に斬りかかると見せかけて、唐突に横に飛んだ。不動によるプレッシャーと、予想以上の今まで経験したことのない恐怖による精神的ダメージが消えない剣司のそばに着地すると、自分のカードを使って、治癒魔法を発動させた。
「ここは、任せて下さい!何だか、嫌な予感がします」
「!?」
落ち着きを取り戻した剣司は、己を恥じた。しかし、そんな暇はなかった。
日本刀を掴むと、
「かたじけない!」
グレイのあとを追う為に、走り出した。
「無断なことを!」
不動は、奥へと走る剣司に向けて、炎の弾丸を放った。
「は!」
しかし、ティアナはライトニングソードを分離させると、槍にして投げた。
回転するチェンジ・ザ・ハートが盾になり、炎の弾丸を弾いた。
「チッ」
それを見て、不動は目標を丸腰になったティアナに変えた。
その動きを読んでいたティアナは、不動が手を向けた時には走り出していた。
手を伸ばし、チェンジ・ザ・ハートを掴むと、
「モード・チェンジ!」
ティアナの雰囲気が変わった。
冷気を纏ったライトニングソードを手にして、不動へとジャンプした。
不動は、頭の髪をかきむしりながら両膝を地面につけたグレイを見下ろし、
「行くのです!愛しい妹のもとへ」
両手を広げ、天を仰いだ。
「…」
グレイは突然、無言になると…両手を地面に下ろした。
そして、数秒後…顔をあげると、落とした剣を掴み、洞窟の奥…砦の方に走り出した。
「ごきげんよう」
その後ろ姿に、笑いを送った不動。
「き、貴様!彼に、何をした!」
不動の分身を切り裂いて、ティアナが襲いかかってきた。
「厄介な剣だな…。それに」
不動は振り向きざま、右手のすべての指から炎の弾を、散弾銃の如く放った。
「は!」
ティアナは、炎の弾をすべてライトニングソードで受け止めた。
「鬱陶しい女だ!」
不動もティアナに向かって、走り出した。
ティアナは、不動に斬りかかると見せかけて、唐突に横に飛んだ。不動によるプレッシャーと、予想以上の今まで経験したことのない恐怖による精神的ダメージが消えない剣司のそばに着地すると、自分のカードを使って、治癒魔法を発動させた。
「ここは、任せて下さい!何だか、嫌な予感がします」
「!?」
落ち着きを取り戻した剣司は、己を恥じた。しかし、そんな暇はなかった。
日本刀を掴むと、
「かたじけない!」
グレイのあとを追う為に、走り出した。
「無断なことを!」
不動は、奥へと走る剣司に向けて、炎の弾丸を放った。
「は!」
しかし、ティアナはライトニングソードを分離させると、槍にして投げた。
回転するチェンジ・ザ・ハートが盾になり、炎の弾丸を弾いた。
「チッ」
それを見て、不動は目標を丸腰になったティアナに変えた。
その動きを読んでいたティアナは、不動が手を向けた時には走り出していた。
手を伸ばし、チェンジ・ザ・ハートを掴むと、
「モード・チェンジ!」
ティアナの雰囲気が変わった。
冷気を纏ったライトニングソードを手にして、不動へとジャンプした。