君と過ごした大切な時間
近づく恋
今日は進級してから2日目
弁当持ちの最悪な6時間だ

休み時間になり、恵美と話していると誰かが近づいてきた
私が顔を上げると3年の不良グループが立っていた
シャツは第三ボタンまで開け、髪は盛っている

まさに私のタイプだ

「莉奈、行こう」

恵美は私の手を握り締め、走って教室の外に出た

「何するの?!今、超かっこよかったじゃん!!」

「あの人達には近づかない方がいいよ」

そう言って恵美は行ってしまった


2時間目は地理
私はさっきの事が気になってずっと考えていた

どこかから小さな紙飛行機が飛んできた
恵美を見てもこっちを見ていない

「恵美じゃないのか…」

中を開いてみると、電話番号が書いてあった

「誰のだろう」

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