君と過ごした大切な時間
「そう言えば、西森先輩は」

「あぁ拓也なら、外の階段にいたよ。秋山瑞希?ってやつと」

「えっ?!」

私は一瞬頭が真っ白になった


恵美は私と田中先輩の手を握って階段の方に走った

「恵美?!」

「恵美ちゃん?!」


そして階段の影で先輩達の話を聞いた

「だ……………付き合う…………………」

場所が遠くてはっきり聞こえたのは残酷な言葉

私はがっかりして教室に戻った
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