姪は叔父さんに恋してる


―――


これは自業自得だ。

叔父さんに嫌な思いをさせた私への罰なんだ。


「……叔父さん……。」


暗い室内。

自分の部屋のベッドの上に座り込んで、私はトモミくんを抱いていた。

片手にケータイを握って。


あれから1ヶ月近く、私は叔父さんと連絡を取り合うことを避けていた。

理由は、気まずいから。

もし電話して、開口一番に拒絶でもされたらどうしよう…。
それこそ、ショックで自殺でもしてしまいそう。

メールでも同じことだ。
叔父さんからの答えを知るのは言葉でも文字でも同じくらいつらい。


…もしかすると、優しい叔父さんのこと。
怒ってないよ、と言ってくれるかもしれない。


でも、怒らない筈がないんだ。常人なら。


あれだけ我が侭を言って、鬱陶しがられないわけがない。
私はそこまで楽観的じゃない。


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