姪は叔父さんに恋してる


その後、私は先輩と一緒に登校を始めた。

どうして同学年じゃなくて先輩となのかと言うと…説明が長くなるから省略。

とにかく言えるのは、華実先輩とは同学年よりも仲が良いってことだ。


「八智絵は本当に智充叔父さんが好きだね。」

「当然!」

私は、悪いけどあんまり他人に関心がない。
だって、意思疎通も図れないし何より一緒にいると気まずい。

でも華実先輩は違う。
彼女は私が叔父さんを好きだと知っていても、変だって言わない。
だから先輩は好き。
勿論、叔父さんのほうが好きだけど。


…まあ、厳密には先輩は他人じゃないけど。

「先輩はどうです?
“あいつ”と一緒にいて、疲れたりしてません?」

ちょっと気になっていた質問をしてみる。
すると先輩は困った顔で眉間を指で触りながら…


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