† 小悪魔にご用心†
小悪魔の真実
今日も汗を流す俺。
その俺を、
いつも遠くから見てる子悪魔。
部活が終われば、
遠慮なくしゃべり続けて、
遠慮なく俺に近づくのに、
部活をしてる間は、
他の女子みたいに煩くしない。
小悪魔は以外に、
けじめのつけれる奴だった。
「ぶっちょー。素振り終りましたぁ」
「お前、遅刻したの反省してねぇだろ・・・・」
そしてコイツは、
けじめのつけれない奴。
朝練を1時間も遅刻。
そんな失態を犯しながらも、
飄々としてる谷。
なんなんだ、コイツは。
「してますよ! 反省!
だからこうやって練習参加せずに、
竹刀振ってんじゃないですか!」
「ったりめーだろ、バカ。
1時間って何個電車乗り過ごすんだよ」
「寝坊って、怖いっすねー。
起きて10分後の電車に乗れたのは奇跡っす」