† 小悪魔にご用心†





郁也の口から出てきた単語に、
思わず身体が反応してしまった。



「いねぇな、さっきから」



「・・・・・ふーん」




俺的には興味なさそうに答えた感じ。




でも郁也は



「・・・・・ぶっ!!」



と、口から息を噴き出し。




「あーっはっはっはっは!!」



と、爆笑並みの笑い声が漏れた。





「なんだよ!?」


「瞬きしすぎっ!!」


「なんだよ、瞬きって!」


「あれ? 気づいてねーの?
宙人って動揺したらめっちゃ瞬きするじゃん!」




コイツ・・・・・




腹抱えてゲラゲラ笑う郁也。



人をここまで本気で殴りたいと思ったのは初めてだった。






< 27 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop