† 小悪魔にご用心†
「だいたい宙人はおかしい!」
「は? 何が」
「何がって、天音ちゃんだよ!
あーんなかわいいのになんでそんな素っ気無い?」
「かわいいって・・・・・・・
まぁたしかに整った顔してるけど」
「じゃあなんで!?
こんな近くにいたら惚れねぇ?」
惚れる、ねぇ・・・・・・
俺の席に勝手に座る郁也を見ながら、
その前の席に座りながら頬ずえを付く。
それって結局見た目じゃん。
中身を知らないで好きにはなんねぇだろ。
それを言ったら郁也は、
「それでもアレじゃん!」とか訳のわからないことを言った。
アレってどれだよ・・・・・
そういおうと思った瞬間、
タイミングよくチャイムが鳴って
ムッティの授業だから郁也は急いで自分の席へ帰った。
最後尾、窓側2列目と最高の席。