† 小悪魔にご用心†
そのなんちゃらコンテストはどーでもいいけど。
なんだよ、写真って。
「俺は? 俺は?」なんて言ってる
郁也を見事に無視してる石倉もスゲーな。
騒いでる郁也を押しのける。
「何で写真なんだよ?」
眉をひそめてそう言った俺に、
待ってましたと言わんばかりの石倉。
何、その笑顔・・・・・・
嫌な予感を感じたけど、
もう手遅れだったらしい。
「来月の特大号用に写真取らしてー♪」
い や だ 。
頭にはっきり浮かんだ。
絶っ対いや。 死んでもいや。
「やだ」
「えーーーーッ!!」
はっきりそう言った俺に、
叫ぶ石倉と、何故か郁也。