先生とアタシの接点
貝殻の数が増えるにつれて、だんだん腰が痛くなってきた。
立ったりしゃがんだりして腰痛いよ…。
あれ…?優人は?
懐中電灯で照らしながらよ~く見ると、大きな石の上に腰掛けている優人を見つけた。
なーんだ…。
優人も同じじゃん。
自分に体力が無いのかと思っていたから、ちょっと安心した。
ゆっくり歩いて優人のとこまで行った。
ビニール袋に集まった、色も形も様々な貝殻を優人に見せた。
「いっぱい採っちゃった。」
ちょっと採り過ぎたかな…。
改めて見ると、結構沢山入っていて袋も重い。
「こんなに?」
「えへへ…楽しくて夢中になっちゃった。」
「まだまだ子供だな。よしよしっ…」
優人はアタシの頭を撫でた。