先生とアタシの接点

優人そんな事まで考えてたんだ…。

アタシそこまで考えてなかった。



危険だよね。

男と女として出会ったけど、学校へ行けば先生と生徒。


今日は雨が降ってたからたまたま人がいないだけで、普段は結構いる。

学校にバレたら……。



黙り込んでいると、体が宙に浮いた。

えっ…浮いてる?

優人はアタシをお姫様抱っこして、そのまま自分の太股の上に座らせた。

目の前に優人の顔…。

少し照れくさそう。



「ゆ…優人?」

なんでこんなにドキドキさせちゃうの??

…それどころじゃない。

バレちゃいけないんだ。



アタシは慌てて回りを見渡した。

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