先生とアタシの接点


「今日は大丈夫だろ。雨止んだばっかだし…。」

優人は星が輝く空を見たあと、優しく微笑んでアタシを見つめる。



「う~ん…。」

「不安?」

アタシは小さく頷いた。


優人の事は信じてる。

でも…ここは公園。

いつ誰が来るか分からないって思ったらなかなか不安は消えない。



「しょうがないなぁ~。目瞑って?」

優人がニヤって笑ってアタシに指図した。

「目…瞑って…。何するの?」

「おまじない。」

「効き目ある?」

「バッチリ。はい、目瞑って?」

アタシは子供のように心を弾ませながら目を閉じた。



目瞑るって事はおまじない見られないよね…?

目を閉じてから気づいた。




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