先生とアタシの接点


初めての長いキス…。

この前より長い。


時間が止まったかと思うくらい長くて、アタシはただ目を閉じている事しかできなかった。




しばらくして、ゆっくりと離れた。

息まで止めてしまったアタシは、目を開けると静かに呼吸した。



それを見た優人がクスッと笑う。

「息止めてた?」

…図星。

「…ぅん…」

もじもじしながら答えた。

顔は『ブゥ』って感じに膨れてる。



あんなに長いキス…初めてなんだもん。

『好き』って言ったのもキスしたのも全部優人が初めてだよ?



膨れて優人からゆっくり視線を動かすと、公園の時計が目に入った。






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