先生とアタシの接点

お呼び出しの時間…。

いつも香織を支えてくれているお礼にジュースを買って屋上に来た。



今は一時的だろうけど雨が止んでいる。

缶コーヒーを開けて飲んでると、篠原が来た。


「先生、お待たせです。」

「あぁ。ジュース…飲むか?」

さっき買ったジュースを篠原に渡した。

「先生気が利く~。いただきま~す。」



「で…香織に何かあったのか?」

「何かも何も…。席替えしてから香織暗いんですけど…。」

席替えしてからって…

紛れも無く俺のせいじゃねーか…。

香織にとっても不都合な席…ってことか?



恐る恐る篠原を見ると、ギロッと恐い顔で睨まれた…。



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