先生とアタシの接点
ちょうどデッキの側のテーブルが空いて、早めのランチになった。
ここのお店は珍しくバイキング。
海は決して有名とかじゃないけど、見た目よりずっと沢山の魚介が採れるみたい。
バイキングは沢山の種類のものを食べて欲しいっていう、お店の人のアイデア。
お店の中央には大きなテーブルがあって、そこには魚介を使った様々な料理が運ばれてくる。
ホテルのバイキングみたい。
「ねぇっ!あそこにあるのケーキじゃない?」
「どれどれ?」
「わっ…すごい。」
絵里とアタシはケーキに釘付け。
「じゃぁ私達、先に取りにいってくるね!」
「うん」
先に葵と理沙が食べ物を取りに席を立った。