先生とアタシの接点
―夢の中―
誰か…男の人が離れて行く。
でも、その人に胸がときめいたり、キュンとするような感情は無い。
それだけ分かると、視界は暗闇に包まれた。
「香織っ!着いたよ!!」
「んっ……はぁ…」
絵里にたたき起こされて目が覚めた。
「ほらっ…蕎麦行くよ?」
「うん。」
蕎麦食べるんだった…。
寝起きのせいか頭回転してないよ……。
アタシ達は一足先にお店に入った二人を追いかけてお店に入った。
木造の少し古い一軒屋。
一軒家と言っても昔からある感じで大きい。
中に入ると、大きな木彫りの熊など、和風の物が飾られていた。